2008年09月03日

語り部/ママコナ

雨のち晴れのち雨。昨夜はぴかぴかと雷の光がいくつか見えたので雨になるかと思いきや、朝、雨が上がりました。

本日は発心門王子から熊野本宮大社まで約80名の方々を語り部3名でご案内。とある宗教の方々だったのですが、山歩きのマナーがとてもよくて感心しました。
途中で足を痛めた方があったのですが、となりに手を取って1人つきそい、その2人を先頭にして全員足を痛めた人の速度にあわせてゆっくり歩いてくれました。足の速い人は速く歩きたがるものですが、本当の山歩きのマナーは一番足の遅い人に速度をあわせるもので、それがなかなかできない人たちが多いのも事実。でも今日は気持ちよくご案内できました。

古道の途中ではミヤマママコナ(シコクママコナとの見解もある)の開花を目にしました。この花を見ると秋が来たなあと思います。
駐車場でお客様方をお見送りした途端、雨が降り出してきたので笑ってしまいました。精進の良い方々だったんだろうなー。残りの行程も楽しんでいってくださいますように。
posted by エス at 19:56| 語り部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月16日

高野山大学・高野山学「声明」

日中、高野山大学へ。今月の高野山学の講座は「声明(しょうみょう)」でした。
声明、元々は「魚山」といい、三国志に登場する曹操の4男である曹植(そうち)が中国の魚山(ぎょさん)で梵天(先生はブラフマンとおっしゃっていた)の響きを感得したことがその起源だそうです。

声明の別名を梵唄(ぼんばい)、又は引声(いんぜい)と言うそうですが、ぼんばい、ボンバイ・・・と覚えている内に脳内で「猪木ボンバイエ」になって困ったのは私だけですか(格闘技好き)。
いえいえ、煩悩ばかりじゃなくてちゃんと声を出して唱和させていただきましたよ。
「押ス、下ケ、吹ク、切リ、自下」など声明独特の約束事はあるものの旋律は雅楽と共通するかんじだったので(平調、盤渉調など)そんなに抵抗なく聴くことができました。

授業の最後に「女性は声明に向いていないんじゃないか?」という主旨の質問をされた女性がいました。唱和する時に男性である先生と声のトーンが違うことに戸惑われたのだと思いますが、尼僧さんたちも声明をされるのですし、先生の「不協和音が集まってひとつの音楽になる。祈りがそこにあればいいと思います」というお言葉がすごくいいな、と思いました。
(ペンを提供してくださったI御夫婦、有難うございました。m(__)m)

今日は道中1人だったのでお盆休みで混み混みの高野山でお昼を食べるのはやめて、帰路、護摩壇山のレストランに行きました。
メニューはキジうどん、キジそば、キジ定食、キジ丼・・・とにかくキジなんですね!?
山々を眺めながら、結局、キジ丼をいただきました。めちゃおいしい〜♪

帰りに1階からふと向こうを見ると、展望台への入口が。この景色、夢に2回ほど出てきたように思います。
「平維盛が護摩木をたいて平家の行く末を占ったという史実にちなみ、護摩木を積み上げた独特の形に設計しています」
という案内板にもあらわれているように、この周辺も熊野も平家ゆかりの場所がいろいろあるんですよね。
今度デジカメ持ってこようっと。
posted by エス at 20:18| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月13日

クローン再生

畑で黒胡麻開花。
大雨で傾いた茎を立て直し、「間引き」をしてどんどん大きくなりました。
昔の私だったら植物に愛着がありすぎて間引きなどできなかったでしょうけど、今から見ると他人様の作った野菜をスーパーなどで買うのだったらそれはすでに間引きをして大きくしている野菜をいただくわけなのだから自分の手ではできないというのはおかしなことです。

間引き、でふとクローン動物のニュースを思い出しました。
最近は亡くなったペットのクローン再生技術があるそうで、その為に沢山のクローン胚を作り無事に生まれた中から健康体を選んでゆくというのは命の間引きみたいなものか、と思いました。

でもペットのクローンは、自分はほしくないと思いました。亡くなったペットの命がいくらでも複製がきくような安っぽいものだと思いたくないし、クローンはクローン、本物ではないのです。
飼い主なら死も含めてペットのすべてを受けとめるべきだと自分は思うけど、こういった不自然な状態がクローン再生を望む人にとってもペットにとっても幸せな事なんでしょうか。

(ちなみに我が家のわんこたちはいたって元気です)
posted by エス at 10:10| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月09日

いやげ物

みうらじゅんさんの著書に「いやげ物」という、もらって嬉しくない奇妙なおみやげ品を集めた本があります。
我が家にも、あの本に出てきそうないやげ物がありました。
変わったエビのように見える置き物です。
実家で亡父の所持品整理に協力した際に実家でもいらないようなので数年前持ってきたのですが、どうしようかと悩んでいました。

正確に言うとこのいやげ物には亡父の名前が刻んであるので父が自身の為に買ったものなのでしょうけど、残された家族がその扱いに困ることなど予想もしなかったことと思います。自分の家でなければちょっと“キッチュ”なオブジェとしてこれはこれでかわいいね。
ぐらいで済むのでしょうけど、置いてあるのは我が家です。
どこに置けばいいの、これ。

南国のいやげもの

でも私が今日、処分しました。
パーツごとにきれいに分けられたので、
台座はフェルトと木で燃えるゴミ。
名前の刻んである部分はプラスチックでプラゴミ。
本体の鉄部分は資源ゴミとして、市の規定に沿ってきれいに分別することができました。

最近モノを捨てるのに躊躇がなくなってきました。
そうでないと、家を整理できなくなるからです。
物を見るとすぐ脳内でこれは何ゴミなのかという分別をはじめます。
今まで執着のあったものたちを、どんどん捨てていきたい。
モノより、想い出ですね。
posted by エス at 14:36| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月24日

玉置山参拝

午前中から十津川村の玉置神社へ。
身体健康の御祈祷をしていただきました。
あさってから関東へ行くので安全祈願のようなものです。
語り部仲間の神職さんがいるので御祈祷をしてもらったら、玉置神社は御祈祷のはじめに火打石を使うのだということがわかりました。
私も毎朝夫に切り火をしている(←以前神奈川県立博物館で購入した火打石)ので親近感。太鼓を打ちながら丁寧な御祈祷をしていただきました。切り火はやはりお清めの意味合いがあるんですね。

玉置神社鳥居

上の写真は玉置神社参道の鳥居です。
社務所におじゃまして東京楽所演奏「日本 古代歌謡の世界」のCDを聴かせていただき、「阿知女作法(あじめのさほう)」でまったりしました。これ聴きながらお昼寝したら良さそうだなー、っていうゆったりリズム。
歌詞の中の「於介(おけ)」という言葉は本宮の御神楽にも出てくるので深い意味を知りたいところです。

私が笛を持っているのがばれると(←どこかでこっそり練習しようと思っていた)語り部仲間の神職さんは「本殿で吹いたらいいじゃないですか」と勧めてくれました。うわあ、どうしようと思いつつ緊張しながら本殿の横で吹かせていただきました。そんなに響かないのではと思って延々吹いていたら社務所に結構聴こえていたようで、社務所の皆様、お祀りされている神様、お騒がせしてすみませんでしたorz。次にうかがう時はもうちょいましな演奏ができるようでありたいです。

練習場所に「御旅所(おたびどころ)」(祭の時に御神輿が渡御する場所)をすすめられ、注連縄が張ってある中に入れてくださいました。御旅所は苔のじゅうたん。その苔が苔なのに乾燥していてクッションのようなふわふわした感触で気持ち良かったです。いろいろお話して帰宅。

玉置山の花

上の写真は玉置山でみつけた花。
帰路に立ち寄った十津川村の「ドライブイン長谷川」というお店で椎茸うどんを食べたら、これが激ウマでした。椎茸好きにはたまりません。こんな濃厚な椎茸ダシのうどん毎日食べてたらめっちゃ健康にいいだろうな〜。
posted by エス at 14:03| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月19日

高野山学・高野山の年中行事

朝、友人のHPで「大和の伝説」の「横笛の像」の項目を読んで、横笛さんという人にまつわる恋文でできた像ってどんなんだろう?と気になりつつ高野山へ。

高野山大学では熊野方面のヒトに何人か出会って挨拶しつつ、本日の授業は高野山の年中行事についてでした。年中行事っていう言葉は一般的だと思っていたら、元々は祭祀専門用語なのだそうで、年間行事といっては間違いなのだそうです。
先生、こだわりがありますな。

高野山の年中行事は神仏習合の要素も多く(お寺と神社がセットになって行われる行事もいろいろある)、問答が入るのもひとつの特徴なのだとか。いつか拝見してみたいです。

昼食に入った喫茶店ではお店の方が高野山の写真ファイル(99歳の方が撮影されたそうな)を見せてくださった中に、朝読んだ「横笛」さんの名前の見える石碑が!お店から歩いて5分のところにある大円院というお寺にあるのだそうです。なんと奇遇な。
最近はうれしい偶然が多く、昨日は夕飯に悩んでいたら温泉帰りにすれ違った友人の車から焼肉が差し出され、有難く夕飯にさせてもらったり。
なんともラッキー♪

お店を出る前に友人が店内のネコを撫でに行き、私も近くに行って見ていると猫は今度は私の匂いを嗅ぎ、足元をぐるぐるし、お店のヒトが抱き上げた後にまたこっちに来て今度は靴のつま先上の右でゴロゴロ、左でゴロゴロ頭をこすりつけながら遊んでいました。
この猫にしては珍しい事らしく、ニャアって挨拶しに来てくれたので、我々はなんだか気に入られたのかな。

大円院の観音様

さて大円院さんにうかがうと、梅の木と観音様のある横に、横笛さんの伝説を書いた案内板と石碑が。平安時代、平家方の斉藤時頼という武人が横笛という女性と恋仲になるのですが、父親の反対にあい、仏門に入り滝口入道という修行僧になって後、阿浄という名で大円院の第八代住職になられたそうです。
恋人・横笛さんは若くして亡くなられた後に鴬になってお寺にやって来て、井戸に落ちてしまわれたのだとか。大円院の御本尊である阿弥陀如来像の体内にはその鴬の亡骸が納められているそうです。

大円院の石碑

八大童子全員集合(全て展示してあるのは珍しい・・・表情がめっちゃリアルで目が合うと怖かった(^^;))の高野山霊宝館を拝観して帰宅後、ネットでみたら平家物語の10巻に横笛さんのお話が出てくるのだとか。
横笛さんは建礼門院につかえていて、平清盛が開いた花見の宴でとても見事な舞を披露されたのだそうですが(斉藤時頼と出会ったのもそれがきっかけ)お名前からして横笛も上手な人だったのだろうかと想像してしまいます。大円院、梅の咲いている時にもうかがいたいなと思いました。

大円院の略縁起

↑大円院の略縁起。クリック拡大してお読みください。
posted by エス at 09:46| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月16日

梅パン

梅パン

先日近所の友人が我が家の梅を使って発酵させたパンを作ってくれました。
重みがあり、ずっしりしています。
さてお味は?
梅ジャムに似た酸味があり、食感はわりとさっぱりしていました。
すごく体に良さそうな味。
梅を水につけておいたものを用いて発酵させたのだとか。
自家製の天然酵母なんてすごいなあ。
我が家の梅が有効活用されてうれしいパンでした。
posted by エス at 09:33| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月12日

芸能DAY

午前中、平治川の長刀踊りの指導で本宮小学校へ。
指導と言ってもメインはベテランの方々なので私の場合、まだ小学生たちと一緒に習っているかんじかも(^^;)?と思いつつ、たくさん動いて汗かきました。
子供たちは覚えが早い。先週見た状態よりも踊りがぐっとよくなっていました。
帰りは花あそびさんでお昼。
冷え症だったこの私が冷房の中でかき氷を食べているなんて信じられない!と思いつつ、練乳がけのかき氷をいただきました。
おいしかった〜。去年に比べたらだいぶ元気になっているということなんだろうな。

その後神社で練習に用いる箏の調弦をして、ちょっと練習。
夜は新作神楽の舞の練習(私は伴奏)。
私の篳篥の先生が聴かせてくださった昭和46年の雅亮会さん演奏の「長慶子」「太平楽」めっちゃかっこよくて印象的でした。打物が入っていると音が引き締まるかんじがします。
龍笛、箏、篳篥・・・気がつけば邦楽アイテムが増えている今日この頃です。
posted by エス at 22:17| 御神楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月09日

田中神社の大賀ハス

朝から気合いを入れたい時、私は本宮大社の朝御饌祭(あさみけさい)という、御祭神に神饌を御供えする神事(午前7時からほぼ毎日斎行)に参列させていただきます。
今年は今日がはじめての参列で、何に気合いを入れたいのかというと、上富田町の田中神社横にある大賀ハスの開花をスケッチ&写真撮影しに行きたかったからです。

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ここの蓮の花の美しくかわいらしい姿が私は大好きなので毎年楽しみにしています。
午前中に現地に到着。うわー、かわいい〜!と喜びつつ写真をとっていたのですが、アイドリングしっぱなしの車から出てきた70代ぐらいの男女数人が。どうやら自分の地元で蓮を育てているようで、ここの蓮と見くらべて自分のところの蓮の方が出来がいいように大声で言いふらしています。

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その中の1人が私に言いました。
「あんた、この近くのもんか?おれは有○から来たんやけど、○田の蓮の方が、もっと色が濃くてきれいやで〜。」
この場所に今の時期だからこそ咲いている蓮を目の前にしてこんな事言ってるなんてアホか!
大事に育ててきた上富田の人たちに失礼だぞ!と言いたいのをおさえて

「この場所で今だから見られるものをもっと楽しんだらどうですか?」

と言いました。
私の怒りが伝わったのか、ばつが悪いと思ったのか、その後は
「でも柵を作ったり、手入れはこっちの方が手が込んでいるな〜」
と付け加えていました。
このおっさんらに話しかけられたのが私のように気の強い者でよかったと思います。
繊細な人だったら悲しく思ったことでしょう。

まあそんな人の事は放っておいて気を取り直して写真を撮り続けていると、蓮たちのかわいらしい姿にすぐ心が和みました。

2008-oga3.jpg

貸切状態になったその中の1角をスケッチして、帰りにとなりの田中神社へ。
ここのオカフジ、白いキノコがいっぱいでこのままでは弱ってしまいそう。
養分吸われる前にキノコとってあげたらいいのになー、と思いましたが勝手にさわってはいけないように思ってそのままに。
元気になってくれるといいな・・・。

2008-oga4.jpg

上は田中神社にいたトンボです。たくさんいました。
白浜のモスバーガーで新聞を見ながらお昼を食べていると、紀伊民報に「オカフジにキノコ」という見出しが。
ああ、やっぱり問題になっているんだな。
樹木医さんに治してもらえないだろうか。
posted by エス at 19:29| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月05日

熊野の風

世界遺産センター主催の横笛コンサートを聴きに行きました。
「熊野の風」というタイトルで、奏者の奥様は我が家に梅採りにいらした事もあります。
その時は梅のお礼にとCDをいただきました(ありがとうございます)。

とても穏やかな音を奏でられる方なので音自体も楽しみたかったのですがやはり笛を練習している者としては見る事によって勉強したいという気持ちもわいてきます。
口元や指使いに注目すると、あからさまに音を吹きこむような姿勢は息継ぎの時以外はなく、口はほんの少ししか開かずに、見た目はほぼ閉じたような状態です。
とても自然で歌うように吹く、というのはこういうことなのかなと思いました。
本日はネット友達さんご夫婦にもお会いでき、世界遺産センターでお話(画家さんだけにコンサート中にスケッチなさっていたのは、さすが!)。

でもね。穏やかな人たちの中で穏やかな響きが広がるのもいいけど、穏やかになれない場所や人たちの中でこういう催し物があればその方が意義があるのかもしれないなとも思いました。

やさしい音の笛とアイリッシュ・ハープのハーモニー。
アコースティックな楽器は生で聴くのが一番だと思いました。
posted by エス at 20:31| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする